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	<title>ｔｅｘｔ - 【別館】　　　　amberstation～琥珀駅～　</title>
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	<description>naruto fan room　二次創作サイト　カカナル傾向</description>
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		<title>【お願いします】下up</title>

		<description>














ここまで…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 














ここまでとは思わなかった。
カカシは正直、驚嘆していた。



胡坐をかいて精神集中するナルトに、どんどん自然エネルギーが蓄えられていくと、ナルトからは特別なオーラが発せられる。
瞼を閉じ、穏やかな面……その目元にまるで歌舞伎の隈取のような模様が現れ、ナルトの白い肌に化粧を施したようになる。




そしてナルトの瞳が開かれて……




「せんせ…御依頼の仙人モードだってば、これで満足？」




ふわりと立ちあがるナルトの所作すら変わったように思われる。
裾に燃える炎を象った上着は、色彩こそ違うものの、嘗ての師を彷彿とさせる。腰には大きな巻物が見られたが、その大きさも今のナルトの存在そのもののようにさえ感じられるほどだ。
それほど、仙人モードのナルトからは器の大きさも、可能性も、強さも、己が本当に小さく感じられるほど、只ならぬものが溢れ出ていた。
カカシはただただもう、言葉が発せられず、凍ったように先ほどの姿勢のまま窓辺に突っ立つしかなかった。
ナルトは、カカシから返事が得られないのが不満なのか、再び同じ質問を行う。



「なんか、驚いてるみてーだけど、これで満足だってば？」



「………あ、ああ」



やっとのことでカカシは言葉を返した。
だが、呆けたような表情をいつもの冷静なそれに戻すことは適わない。




「ああ、カカシ先生は初めて見るんだっけ…あ、そっか。それで仙人モードね…ああ、なるほど」




何もカカシから聞き出してもいないのに、ナルトは合点がいったように納得している。
それもそのはず、仙人モードのナルトは、通常より感覚が研ぎ澄まされていて、カカシが発する気全てをほぼ第六感のようなもので察することが出来るのだった。




「え…あ、わかっちゃった？…ん、や……ま、そう。まだお目に掛かってないからオレ……しっかり死んでたみたいだし、ハハ…」




表情を何とか変えて、動揺を必死に抑えようとするが、ナルトの前では垂れ流しのカカシだった。
『お前の成長を確認したいしね～ぇ。』なんて、わざとらしく付け足して言ってはみるが、とてもポーカーフェースなど保てはしない。
頭を掻く様子すら、滑稽であった。


ナルトが見透かしたように、そんなカカシにゆっくりと近づく。




「なぁ、センセ…何でそんなに動揺してんの？」

「おま…。それは……だって…ね…」



カカシらしからぬ、動揺。
それは仕方がないことだった。ナルトの姿は、カカシの想像の上を更に行き過ぎていたのだから。
自身へと距離を詰め、近づくナルトにカカシは益々動揺を深める。




―――その艶に魅せられる。





カカシは、手指の末端に震えすら感じていた。






―――ナニ…コレ。





見開かれた瞳は、とても不思議な様相で、以前のブルースカイとはまったく違う色見であった。その美しさは蕩けるような琥珀色。否、光を吸えば、閃くゴールド。
輝きは変わりはしない。強い意志の光を常同様に宿していたが、彩色が変わればこれほど印象も変わるものかとカカシは思う。
瞳を開けば、朱にも似た隈が、まるで遊女の紅にように目元を彩り、カカシの心臓を鷲掴みにする。
迫力さえ感じる美がナルトを覆う。思わず、歴戦の勇者が後づさりしてしまうほどに。
その美に、触れたいと思う気持ちはあるのに、まるでカカシのその手は動く事を忘れてしまったようだ。
欲しい物は、比較的簡単に手中に収めてきたというのに……ナルトに関してはいつも、思った以上の苦労を強いられている気がする。カカシはゴクリと生唾を飲み込み、そう思った。



「なぁっ…てば」


ナルトがカカシに手を伸ばす。
カカシは簡単にナルトの手に捕まった。
ナルトの手が触れた途端、ビリリと脳髄に電流が流れたかのような……常には無い感覚にカカシは酔う。
だが、あまりの刺激に、ナルトの手を振りほどきカカシは逃げたくなった。
勿論、今のナルトではカカシの俊足で逃げても無駄なのだが。




「すっげぇ、変だってば…カカシセンセ。何かビビってるみたい」

「う……っ…」

「先生が言ったんだってばよ。仙人モードになれって。なのに、何でそんな動揺してんの？」




カカシは言いたかった。


―――それは、それはね。ナルト。お前……ビックリするほど、綺麗になり過ぎ…。


しかし、そんな簡単な言葉すら出てこない。
ナルトの不思議な瞳に真っ向から見つめられ、カカシは彫像のように固まってしまったままだ。


「なぁ…、仙人モード見たかったんだろ？何か感想とかねーの？」


こんなに美しく、更に魅惑的になったというのに……言動は以前と変わりない。
とっても鈍感、天然のナルトのままだ。
その部分に幾らかカカシは落ち着いて、やっとナルトに話しかける事が出来た。



「おま……、ナルト、おまえ………そんな姿、皆に見せてたの……」


「ん？見せてたっていうか、ほら。戦闘してたからなぁ、何人かは見てるってばよ。でも誰が見たとかそんなの全然わかんねー」


「すごい……ナルト、マズイ。そんな目で見つめられたら……。」



その言葉の後、ナルトは何かに気付き、視線をカカシの下肢へと向ける。



「……………」
「……………」



ナルトがカカシの下肢の一部に目をやったまま、黙ってしまう。
二人の間に嫌ぁな沈黙が流れた。



「ナルト…これで察して……」


カカシは観念したかのように、視線を天井へとやった。居たたまれずに視線を逃がす。
ナルトの視線がカカシの顔へと戻されて…。



「ひょっとして………………センセ、俺に欲情してる？仙人モードの俺とセックスしてーの？」



ナルトのダイレクトな言葉にカカシは再びビクリと身体を強張らせた。視線をゆっくりとナルトへ向ける。
魅惑的な目元から発せられる眼差しが、股間に響くほど痛い。
カカシは、何と答えていいのか分からなかった。気持ちも体の反応も、無論イエスだが、それだけでは片付かないのだ。
今は、ナルトの美々しい姿に恥ずかしいほど興奮している。
下半身の己も、しっかり起立体勢に入っている。どうにかしてくれと叫んでいる。
コスプレなんて目じゃない勢いだが……、だが、しかし。恥ずかしくて、なかなか口には出せないままだ。




……………少し間を置いて、カカシは何やら言葉を考え。
諦めたように一つ、気持ちを落ち着ける溜息をつき。
無理の無い力で、ナルトに捕捉されていた片手を解いた。
そうして、再度腕を、今度は胸の高さでしっかりと合わせ、また真面目腐った顔で頭を下げる。



……ナルトに告げた言葉は。



「あの、許して貰えるなら………お願いします」




















その後、カカシの願いが叶ったのか、玉砕したのかは、また後のお話で。



















</span> ]]>
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		<title>【お願いします】上</title>

		<description>ペインによって里が破壊された後、里のヒ…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">ペインによって里が破壊された後、里のヒーローとして迎え入れられたその後のお話…。</span>




















【お願いします】　　　-onegaishimasu-
























あのね…お願いがあるんだ。



ナルト…お願いが……































「はぁ？？！！仙人モードになるってば？！」



カカシは素っ頓狂な声を上げるナルトに、うんうんと首を縦に振って応えた。



「ここで？この部屋で？！」



木の葉の街が壊滅してからというもの、簡易のテントや簡単な掘っ建て小屋がカカシやナルト…他忍び達の部屋になってはいた。
しかしながら恐るべき復興力で、今や街は再構築されつつあり、その内に皆の家になるべきアパートや家々などが出来上がるのも時間の問題であった。
だが、カカシやナルトはこの小さな小屋がお気に入りで、小さなスペースもお構いなしに、仕事が一段落すると何もないこの部屋で仮眠を取り、穏やかな時間を過ごしていた。



そんな時、急にカカシがナルトに声をかけたのだ。



しかもお願いだ。などと言って、急におかしな事を言うものだから、床に座り込み簡単なストレッチをしていたナルトが驚くのも無理はなかった。
カカシは窓枠に腕をかけ、凭れかかりながらナルトの方を見てはいない。
床の一点を見つめ、俯いたまま話している。



まるで、頼み辛いことを親にお願いする子供のような仕草だった。



「何で？何で今仙人モードだってば？！何か探索が必要な事でもあんのかよ…やっとゆっくりしていいって、落ち着いたから休んでいいって綱手のばぁちゃんからも休息言われたばかりじゃん」




足を左右に開き伸ばし、上半身を床にくっ付けながら体を伸ばしていたナルトが普通に胡坐に座り直してカカシを見つめる。
どうしたってばよ？と首を捻る。



「や、だから、さ。単に俺の個人的なお願い……仙人モードになってくれない？」


「だーかーらー、何でだってばよ？あれって結構時間かかんだって！集中しなきゃあなんねぇし、折角ゆっくりしてんのに、せんせぇ意味わかんねぇってばよ」


カカシはまだナルトの方を見ない。下を向いたままだ。
バツが悪そうに、時々こりこりと米噛みの上を掻く。


「だからだよ……やっと二人でゆっくり出来るでしょ？！」

「はぁ？？！！やっぱまだ話が見えねぇ」


仕方ないなぁとばかりに、ナルトは立ちあがり、カカシの元へと近づく。
眼の前まで来てやっと、カカシはナルトの方を見た。片目を隠す覆いも着けたままなら、口布も引き上げられたままで、到底表情は読めはしない。いつもの眠たそうな半眼だけが覗いている。その海の水のような瞳をナルトはじっと見つめた。カカシの真意を探りたくて…。
どうも、任務だとか、そのような危険事には関係しないようだが、カカシの望みは真摯なようで、お願いは絶対的に叶えたいようだ。


「カカシ先生……マジに？」

「うん。お願い」


またカカシは首を一つ縦に振った。


「俺が嫌だって言ったらどうするってば？」

「ケチ」

「は～～～あ？！何で俺がケチだってばよ、んっとにカカシ先生わっかんねぇ～」


呆れた声を出すナルトに、今度はカカシが仕方ないな～とばかりに口布を引き下げる。
至極真面目な顔をナルトに晒し、両手をしっかり顔の前で合わせるとお願いしますと頭を下げた。


「センセ………そこまですんの？」


ナルトは完全に呆れ顔。しかしここまで素直に頼まれたら、ナルトも男なので嫌とは言えない。
仕方ね～な。と背中をカカシに見せて部屋の中央まで進むと、すとんと腰を落とす。
再度胡坐をかき、仙人モードになる為の集中姿勢を取ると、カカシの方を一瞥した。


「後でぜってぇ、理由聞かせてくれよな」

「ん」


カカシはそんなナルトに二コリと頬笑みかけた。

















×××　to be continued　×××






 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2012-08-03T23:24:16+09:00</dc:date>
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		<title>3up</title>

		<description>

ちんたらの歩みですがお許し下さい…
…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 

<span style="font-size:xx-small;">ちんたらの歩みですがお許し下さい…</span>












「こんだけ、あんだしさっ…一個くらいで目くじら立てなくたってさ…！」

「「アホか―――っ！」」

サイ以外の二人は、角を出さんばかりの勢いだ。

二人の説教にナルトが縮み上がる中、その音は突如辺りに響き渡った。







<span style="font-weight:bold;"><span style="font-size:large;">
<span style="font-style:italic;">ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ……ガガガガガガガガッ！</span></span></span>






首のもげた石像の真後ろの壁が、まるで大きな一枚扉を開くかのように後方へとずれる。
四人はあっけにとられ、ただその様子を眺めていた。




<span style="font-weight:bold;font-style:italic;font-size:large;">グガンッ！</span>




埃と砂を巻き上げ、漸く壁の動きが止まったかと思うと………そこには、何とも驚くほど大きな穴が開いていた。





「………これって……」


「そうだよ、サクラ…、こりゃあ驚いたな。隠し部屋だよ」


「これって見つかってない通路っていうか、部屋ですよね」


サイは作戦時に渡された巻物を手早く開き、ランタンの明かりでその内容にくまなく目を通した。


「うへっ？」


当のナルト本人だけが、未だに事態を把握していないようだった。

ヤマトが落ちている石像の首を拾い上げ、その断面を観察して片眉を上げた。


「サクラ、これ見てみろ」


言われたサクラも、首の断面を見てアッと声を上げる。


「あっ！これって…隊長、これって、ゼンマイが仕掛けてあります。これ、しかけ扉になってたんだわっ！」


「へ～、じゃ、ナルトはたまたま、これだけある石像の中から仕掛け扉が仕込まれた石像の首に手をついて、しかも作動させたってわけなんだね」


サクラはキャーキャーと黄色い声をあげ、思ってもみなかった出来事に興奮している。
それもそのはず、今まだ見つかっていなかった新しい通路が見つかったのだ。


「そうだよサイ、こんな偶然がなきゃ、とても見つからなかったはずだ。今では、石像群など遺跡に関するものを触れてはいけない決まりまであるんだ。遺跡群保存のための規約が、新たな発見を遅らせていたのか…。しかも誰も石像の首をもごうなんて考えないからね。ホンっと、カカシ先輩の言うとおり、ナルトは意外性№1忍者だよ」


「ってーことは、俺ってば、お手柄ってやつ？」


三人の様子にナルトはやっと事態が飲みこめたのか、ニヘラと笑って上機嫌だ。


「まぁ、今回はそういうことにしておこうか。でも、もう絶対に中の物には手を触れてはいけないよ、三人ともこれは必ず守る様に。今から中を探索するけど、何が起こるか分からないから気を抜いてはいけないよ」


ヤマトは、また表情をキリリと引き締め、暗闇の広がる穴の入口へと、まずは自ら進んで行った。





 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
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		<title>2</title>

		<description>
とんでもなく間が空いておりますが、忘…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:xx-small;">
とんでもなく間が空いておりますが、忘れたわけではないのです～…。まだシリアスにはほど遠い～～</span>













「すげぇよなぁ…こんな遺跡大昔に作ってんだから」

「本当よねぇ。昔はもっと装飾も綺麗で、極彩色だったらしいわよ」

「キンキラキンより、今の方が落ち着いてていいですけどね」

「おいおい、気をつけないと足場が悪いから滑るよ。特にナルトは細心の注意を払ってくれ」


暗がりの遺跡の中、ランタンの明かりだけがほのかに足場を照らす。
ほぼ一日をかけ、ジャングルを抜けた７班を待ち構えていたものは石造りの見事な遺跡群であった。
心配されていた謎の集落との遭遇も無く、予定通りに遺跡探索に乗り出したのは良かったが、不安面が見当たらないこともあってか、幾らかは緊張感に欠ける七班の面々であった。
ガサツなナルトの至っては、貴重且つ重要な遺跡の中を歩いているというのにもかかわらず、まるで近所の山道を散歩するかの如く大股でふざけた足取りだった。

―――それ故に起きたアクシデントだった。

「っちょ…ナルト、おまえいい加減落ち着いて歩いたらどうなんだ？そんなフラフラ歩いていると足場が悪いんだからね、滑って転んで、更に出っ張った岩なんかもそこかしこにあるんだから頭ぶつけるよ」

「ッハ、ヤマト隊長っ！俺ってばそんなドジ踏まね～ってばよ～」

そう言って、ガハハと笑ったナルトは言わんこっちゃない。苔のついた足元の石に歩みを取られ、早速滑ってすっ転びそうになる。

「あわわっ…！！！」

「「「ナルトッ！」」」

しかしそこはナルトも忍者、鍛え上げられたバランス感覚でおっとっとと、よろつきながらも踏ん張り立って、腕を伸ばし横手の壁に手をついた。

「ほえ～、油断油断」

手をついたまでは良かった。

「んぎゃ～～！ナルト、それ、貴重な装飾壁～～～っ！」

サクラの悲痛な声が通路に響く。

「ん？」

ナルトが手をついた先には、犬だか、猫だか最早分からない石像装飾の頭部分で、丁度顎を押し上げる様に掌をつき出しナルトは身体を支えていた。

そして………。

―――ゴリッ☆………石像の首は見事にもげた。

「あっ…」
「ウガッ…！」
「ナルトの阿呆～～！」

サイは冷静に手元の明かりを掲げ、その悲劇の一部始終に目を凝らしていた。
ヤマトは、ヘッドギアに両の手を当ててムンクの叫び状態。
ナルトの一番近くに居たサクラは、必死に腕を伸ばし、ナルトの服を掴んではみるものの、…遅かった。


「「「やっちゃったよ……」」」


茫然と立ち尽くす三人から出た同じ言葉を、ナルトは血の気の失せた顔で聞くしかなかった。
だが、足元にコロンと転がる石像の頭部分を認識するや否や…


「うぎゃ～～～～っ！！！壊しちまったってばよっ！！！！」


静かな遺跡の中に、割れるような悲鳴と怒声が響く。

「ナルトッ！あんたね、これ、どんだけ貴重な遺跡だかわかってんの？！もう、やだ～～～～っ」

「まずいよ……これ始末書もんだよ……綱手様のお怒りが目に浮かぶ……カカシ先輩にも何て嫌味を言われるか……」

「最初に言っとくけどさナルト、くっつけたらバレないとか、そういうレベルじゃないと思うよ」

あたふたとナルトが辺りを見渡せば、どうやら左右共、均一に石像は飾られているらしい。通路に何体もの像が並んでいた。その一体を破損したから目立つこと。目立つこと。

「こんだけ、あんだしさっ…一個くらいで目くじら立てなくたってさ…！」

「「アホか―――っ！」」

サイ以外の二人は、角を出さんばかりの勢いだ。

二人の説教にナルトが縮み上がる中、その音は突如辺りに響き渡った。





















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		<dc:date>2012-07-20T00:17:43+09:00</dc:date>
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		<title>愛バク！番外編 up</title>

		<description>ヤマト視点です。カカシ&ヤマト隊長……ヤマ…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:xx-small;">ヤマト視点です。カカシ&ヤマト隊長……ヤマトの受難ですね；ナース服を買いに行かされるヤマト隊長のお話～</span>









■ヤマト隊長のお使い　　　　【愛のバクダン番外編】
















「いやぁ、先輩！酷い目にあっちゃいましたね～～」

五代目にボコられて、カカシ先輩が木の葉病院に入院したと聞いて駆け付けたのだが、当のボコられた本人は、「う～～～ん、そうだねぇ～」なんて、どこ吹く風といった態だった。
いつもの飄々とした雰囲気のまま、痛々しい包帯なんぞを巻いてはいるものの、のんびりと愛読書の１８禁本なんかを読んでいる。

「ナルト絡むと、ほ～んといつものカカシ先輩じゃなくなっちゃうんですよね……。暗部の頃ならもっとうまく立ち回ったでしょうに……」

あ～あ、やっちゃいましたね～…なんて、気持ちをのせて呟けば、紙面に視線を向けたままのカカシ先輩がこちらをチラリと見遣る。漸く僕の存在が目に入ったという感じだ。

「うるさいね～、お前」

「あ、やっと反応見せてくれましたね。こっちだって、嫌味の一つも言いたくなりますよ……先輩の抜けた穴、僕がしっかり埋める羽目になりましたから」

「あっそ」

間髪いれずに一言だ。悪びれもしない。まるで当り前だろう？という台詞が後ろにくっついているかのようだ。

「おかげでカカシ班もフル稼働ですよ。ナルトもなかなか見舞いに来れないでしょう？必死に任務こなしてますけどねぇ、次から次に任務割り振られてますから……ボク達。―――まるで、半分嫌がらせの様に…ね」

嫌がらせというのは、アレだ。五代目の意趣返しというヤツだ。
カカシ先輩とナルトのラブラブ時間を裂こうとか、ま、そういう陳腐な理由なんだが、これはこれで当然だと僕も思う。
『ナルトを独り占めでゆっくり休養など、誰がさせるものか……』という気持ちになったって、そんなに罪はないはずだ。
現に、サクラに至っては毎日のように呟いているしね。
今日も僕と一緒に、病院に見舞いに来たがるナルトの腕を引っ掴んで、次のツーマンセルの打ち合わせと称し無理矢理甘栗甘に連行だった。
「カカシ先生～～～～！」と叫ぶナルトが少し可愛そうな気はしたけど、正直いい気味だとも思った。俺の目の前でイチャコラされてもね…。不愉快になるだけだし……。何よりナルトが居なくて残念がる【はたけカカシの顔】は、見ものだ。
―――しかし、思ったようにはいかなかった。
ナルトは居ませんよ～。と最初に告げても、「ふ～～ん」と流されるようにして無反応を決め込まれたし、何で連れて来てくんなかったのよっ！なんて怒りすらぶつけてもこなかった。

「ま、任務続きでナルトが怪我したり、無理したりしないよう、ケアの方よろしく頼むね」

「はぁ…」

驚いた。驚いたことに、殊勝な言葉で頼まれてしまった。至極まともな事を……。
しかもナルトを想うカカシ先輩らしい言葉だし、真実味があるじゃないか。
そして、更に、だ。

「こういう時に頼れるのはお前だけだし、ナルトの上司にヤマトが居てくれることは何より安心だよ。本当に良かった」

何を言うかと思えば……！！！
未だかって、こんな言葉、カカシ先輩の口から聞いたことがないよっ。
いつもなら、何でお前が一緒なのよ…とか、ぶつくさ言われたことは多々あるけどね。
鬱陶しそうな目で見られたことも何度かあるけど、こんなこと言われるとは！
本当、暗部からこっち来て、ヤマト隊長になって良かったぁ♪なんて思ってしまう！

「いや、ちょ…先輩そんな……言い過ぎですよ、僕なんて……」

いけないなぁ、思わず顔が真っ赤になってしまうじゃないか。
里を代表する偉大な先輩にこんな評価を貰っちゃうと、やっぱり素直に嬉しいもんだ。

「あ、はは、僕でよろしければ……ほんと、頑張りますから。もう、安心して休養してくださいよぅ」

ヘヘヘっなんて、緩んだだらしない顔をしていたら、今度はよろしくって頭まで下げられて……。
ああ、もう。気持ちイイじゃないかっ！

「そんなヤマトを見込んで、大切な頼みごとがあるんだけど…聞いて貰えないかな…。ヤマトにしか頼めないことなんだ」

この状況で断れるわけがないじゃないか。
先輩しかもすっごく真剣な顔して僕を見てるし。

「いやもう、どうぞどうぞ。何でも言って下さいよ～！僕で出来ることなら何でもしますから」

「本当に？！すごく嬉しいよヤマト君っ！！じゃ、この紙に書いてあるのを買って来て欲しいんだ」

「ああ、差し入れですね！いいですよ。今度の任務の帰りにでも寄って買ってきますから、…で、何ですか？」

「はい、コレッ！」

嬉しそうに手渡された白く小さい紙片に、幾つもの文字。
丁寧にその文字を目で追うと、先ほどまでの表情がまるで引き潮のように消え失せる。

「…………何ですか………コレは………。何の冗談でしょう………？」

「冗談なわけないデショ？！ナルト着用予定のマジモノだよ～。急ぎでよろしくお願いね！あ、短冊街にいい店あるから、店の名前最後に書いてるデショ。カラーはピンクだからね、間違わないように☆いやぁ、君が完璧に任務をこなす男だということはよ～～～く知ってるから、楽しみに待たせて貰うよ～、ほ～～んと、ヨカッタ♪」

「ナース……………服ですか………………」

僕は自分の言葉を呪った。
何でもしますから……なんて、やっぱり……この先輩相手に言っていい言葉ではなかった。
今、気付いても到底遅いのだが、やはり後悔というものは、人間誰にもやってくるもんだ。

「僕…………こういうお店行くの、初めてなんですけどね……………これが差し入れって、なんか変じゃないですかね………」

そう……聞こえるか聞こえないかというような、蚊の鳴くような声で呟いて、白い紙をクシャリと片手で握りつぶした。
すごく嫌そうな顔をして黙っていると、トドメみたいな言葉が返ってくる。

「やー。いい経験になるじゃない」

カカシ先輩……。
煮ても焼いても食えない男だ。
どういうことに使うかは、だ～いたい想像がつく。
いや、そういうことにしか使いようがないものだ。
そんな元気があるんなら、早くその力を任務に使え……と、喉のすぐそこまで出かかったが………



――――勿論、言えるわけがない。



「いやぁ、今更嫌とか、そういうのナシね」

「誰か他の人に……」

「変わって貰おうとか思うなよ」


ドスの効いた声が容赦ない。
しかし、これだけは言っておかないと…！


「こんなの僕が買ったって…差し入れたって解ったら、僕が変な目で見られてしまうんじゃないでしょうか………」

「そのへんは大丈夫。そんな卑怯なことしなーいよ。俺が頼んだって言うに決まってるデショ？！男に二言は無しだ。元暗部に、そんなブチブチいう後輩は居ないはずなんだけどねぇ…」


負けた…。
負けてしまった。
カカシ先輩相手に、勝てるはずがまずない。
非常に不本意ではあるが、最初に何でも……と言ったのが自分の方であるから、分が悪すぎた。


「―――了解しました」


今にも泣きそうな声で、僕はそれだけ答えた。



















「……五代目………手ぬるいです…………」



あの人は…。あの人は。
この程度のヤられようでは、全然懲りてはいないのだ。
五代目に近く進言しようと心に誓い、病室を後にしてからボソリと一人ごちた。



ああ……、悔しいけれど、明日の任務予定に、短冊街の立ち寄りを組み込んでおかねばいけないなぁ――――――















こうしてヤマトは、火影にも先輩にもこき使われるのであった。
ちゃんちゃん。
















<span style="font-size:x-small;">ず～～っと気になっていた、ヤマト隊長がカカシ先生にナース服を買いに行かされる話です。
【愛のバクダン】にて、ヤマトの差し入れがナース服というのは間違いなくあり得ない。こうしてカカシに買いに行かされたんだろうな～とか（笑）</span> ]]>
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		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2012-07-05T11:09:46+09:00</dc:date>
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		<title>「珠喰らう闇の住人」1　</title>

		<description>※励ましのコメントに感謝しております。
…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">※励ましのコメントに感謝しております。</span>










<span style="color:#336633;">―――我ら穴倉の住人と侮るなかれ


　　　　　　我らが珠、触れし者には報復を―――


―――闇に魅せ、その身獲り込もうぞ


　　　　　　妖しなる夢に、心捕らえようぞ――――








――――我らは闇の住人（すみびと）―――闇に住まう者


　　　　　　　　夢々、ゆめゆめ、侮るなかれ―――
　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　侮るなかれ―――</span>





























■珠喰らう　闇の住人　　[tamakurau　yaminosumibito]




















「うお――っす！ばーちゃんっ、今日の任務こそＡランクよろしくっ！！」

「ナルトッ！！ばーちゃんではない。火影だ火影っ！」

「そうよっナルト！綱手様とか、火影様とか五代目とか…とにかくその呼び方改めなさいよっ！」

「申し訳ございません五代目……よーく注意しておきますので……」

「え～～～、さくらちゃんもヤマト隊長も今更だってばよ……面倒くせぇってば」

「毎回注意する方も、たいがい面倒臭いと思うけど」

「……げ。サイ……オマエまでんなこと言うなって！」




いつもの喧騒が、火影室に響いていた。
ナルトはここのところ、退屈な任務が続いて多少腐り気味であった。
刺激のある任務を望んではいたが、そう簡単に思うような仕事が振り分けられるわけもなく。
毎日のように単純な任務をこなしてはきたが、ナルトには本日こそはという思いがあったようだ。
皆に火影に対する非礼を窘めながらも、心は上の空。
任務の内容が気になって仕方がなかった。


「なぁ、なぁ、んで、任務の内容は？早く教えてくれってばよ、五代目様のばーちゃん」

「んなっ！おかしな呼び方をしおって……フン。まぁ、いいが。残念ながら今回もＢランク任務だよ」

「またぁっ！？ＣやＤじゃないだけマシだけど……そろそろ刺激のある内容頼むってばよ」

「もう、いいじゃないナルト。それだけ里が平和ってことなんだから」

「そうそう、僕も駆り出されることは少ないし、カカシ先輩一人で手が足りてるようですし、ね。五代目」

「本当に、こういう状態を有難いと思わずしてどうする？！ったく、ナルトお前は毎日毎日、ホントに落ち着きが無いね～」

「キミはどんな任務でも、必ず何かヘマはするんだし、それなりにいつもスリリングだと思うよ」

「サイ……………てめぇは、んっとにいっつも一言多いってばよ………」


サイの言葉に、ナルトが苦虫を噛みつぶしたような顔をする。
そんな、カカシの抜けたカカシ班のやり取りを、ようやくシズネが『まぁまぁ』と沈めにかかる。
埒が明かない。そう判断したようだ。
漸く任務の概要が告げられると、ナルトが納得の色を見せ始めた。











ナルトを納得させた今回の任務。
概要はこうだ。


任務はジャングルの中に遺跡が眠る滅の国。その国での大規模遺跡の調査報告。
本来であれば、研究者が調査をするところであるが、何とも厄介なことに、この滅の国には影の集落というものが存在した。
その所在は不明で、遺跡を隠すジャングルの何処かに転々とし存在するらしい。
存在そのものが謎の闇の住人により統べられた滅びの都。
この滅の国には、普通の村落は存在せず、人が足を踏み入れるのに困難なジャングルばかりで、到底、学問ばかりの青瓢箪である研究者や博士の類では長居など出来る代物ではなかった。
しかしながら、滅の国に眠る遺跡はとても貴重なものであったため、定期的に忍び里に調査の依頼が舞い込み、里の態の良い収入源となっていた。
通常であれば探査、調査などの任務はＣランクでも片がつく。だが今回は滅の国で探査調査任務ということで一気にＢランクに格上げとなったのだ。
以前調査された遺跡箇所を項目ごとに再チェックするだけということもありＢというランクではあったが、滅の国で闇の種族との接触可能性を考慮すれば、それはＡランクにも匹敵する内容でもあった。






「ま、俺が行くなら闇の住人だろうと影の集落だろうと関係ねーってばよ！俺に任せとけばぁちゃんっ！！」

「っていうかあんたの場合…別の意味で危険なのよ……」

サクラの言い出しに、サイが続く。

「ナルトに遺跡だと、貴重なものを破壊しそうで危険ですよね」

そしてテンゾウは大きく溜息をついた。

「そういう意味でボクにとってはＳランク級の任務ですね～……」

「っげ!みんな揃って失礼だってばよっ！！！」




そして最後に、綱手の大きな声が部屋に響くのだった。




「よしっ！とっとと任務終えて無事にかえっといでっ！」







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		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2011-12-08T15:08:21+09:00</dc:date>
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		<title>4</title>

		<description>
今回は、すっかりカカナル色が薄い気が…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">
今回は、すっかりカカナル色が薄い気がして……これからは頑張らねば…と思っとります。</span>
















「ソノママデイインデース！ソレガイインデース！」


ピエールの思いがけない制止に、ナルトは印を組んだ手のまま固まった状態になり、カカシも不穏な提案を放ってはおけないとばかりにピエールに食いかかってきた。


「…っちょ、どういうことですか？ナルトに女装をしろと？」

「そうだってば、訳わかんねーってばピエールさん」


ピエールは腕を組み、うんうんと大きく頷きながら二人に説明を始めた。他の三人も周りを取り囲むように、事の成り行きを伺う。


「ミナサンハゴゾンジナイカモシレマセンガ……サイキン、ワタシノクニデハ、オトコノムスメトカイテ、『オトコノコ』コレハヤッテマース☆………カワイイ、キレイナオトコノコガ、カワイクジョソウシマース！ニンキフットウネ！！」


「「「「は～～ぁっ！？男の娘～？？」」」」


サイ以外の全員が素っ頓狂な声を上げた。
空気の読めないサイだけが、一言笑顔で言い放つ。


「へ～、面白そうですね。ナルト君ならお似合いですよ」


見事なサイの笑顔がナルトの癇に障ったのか……、ナルトは突然大声を上げて拒み始めた。


「嫌だってばよっ！！！ぜってーヤダッ！！！要は、男が女物の服着る女装じゃねーかっ！！！俺、ぜってーヤダかんなっ！！！カカシ先生も絶対断ってくれってば、これは任務の範疇越えてるってばよっ！！！」



ぎゃんぎゃんと喚き立てるナルトを宥めるようにして、カカシはピエールを奥の方へと連れていった。穏やかに且つ体裁よくお断りを入れるためだ。
流石に、大衆の面前にナルトの女装姿を晒すというのは、カカシにとっても受け入れかねることで…。
自分一人が眺めて悦に浸るならまだしも、ここにはヤマトもサイも居る。ましてや不特定多数の客が訪れる場所だ。


「ピエールさん、ここは変化ということでお願いしたいのですが…、それで十分お役にたてるはずです」

「ノ、ノ、ノー。カカシサーン。ココハユズレナイネ、ナルトクンノビジュアルナラ、ジョソウノホウガインパクトアリマス！」

「っく！（そりゃあ確かにそうだけどね、ナルトなら魅力的だし…）」

冷静に交渉しようとしたカカシだが、ピエールはがんとして首を縦に振らない。
ピエールは口を尖らせ、ノー、ノー、と指を一本立て左右に振る。不愉快なジェスチャーに、いつもカカシの額当て、その下側で隠れている青筋が立ち上がりつつあった。

「カカシサーン、ココハ、ナルトクンニガンバッテモライタイデース！ゴシショクノススメカタシダイデ、キャクタンカアガリマース！！ジュンバンマチシテイルオキャクサマノ、コウバイイヨクタカメマース！！ウリアゲアガル☆ホウシュウモアガル☆」

「いえしかし…、女性に変化しても仕事としては差し支えませんよ。それにナルトの変化はなかなかのものですし…」

「カカシサーン……、キャクソウワカッテマスカ？オキャクサマ、ホトンドオンナノコ、ジョセイデス。ビジョヨリ、キレイナオトコノコ、コレトッテモジュウヨウデスネ！」

「しかし…しかしですよ、ナルトはあんなに嫌がっています。それを無理矢理…」

「ムリヤリデモ、ナットクサセルノガジョウシノツトメデース！ダイタイ、イチニチジュウシゴトノウエ、レンジツデハ、ナルトクンツカレテシマウヨッ！」

「うっ…」

珍しくカカシの言葉が詰まる。
正直、ナルトの矜持よりも自分が嫌だというのが理由の大半だ。
さらに、変化でのナルトの疲労を考えれば、ピエールの提案の方が、断然チャクラ量に関して言えば良い話なのである。

「ソウデスネ～、カカシサ～ン。ワタシ、スッキリオッケーホシイデス。ウラトリヒキ、イカガデスカ～？」

こそこそと内緒話のように、カカシの耳元にピ上―ルは話しかけた。
そしてニヤリと笑うと、隅っこの棚へと手を伸ばし、綺麗なガラスの小箱を取り出す。
小箱は深い瑠璃色をしていた。
カチャリとガラスどうしの触れあう音がして、蓋が開かれると、そこには小さな銀色の包みがあった。

「それは…？！」

カカシはいぶかしげに、その銀紙に包まれた中身の正体を尋ねる。
ピエールは大事そうに包みを摘み出し、カカシの眼の前に掲げる様にして見せた。

「コレハ……ミテノトオリ、ワタシガツクッタチョコレートデス。タダシ……、ソンジョソコラノチョコレートデハ、ナイデース」

「では、？」

「シノビサンナラシッテルネ？コレ―――マボロシノ、ラブチョコレート♪ビヤクチョコデース☆」


驚いたように、カカシは一歩退いた。珍しく、その表情には驚愕が浮かび上がっている。


「ま、まさ……か…、それは、あのっ……！」

「ソウデッス！ニュウシュコンナン、キュウキョク。デンセツノチョコトヨバレタ、アレデスヨ♪コレヲアナタニ、トクベツニサシアゲマース。イマハ、テモチコレダケ。カンタンニツクレナイシロモノデスガ、カナラズフクスウ、オトドケオヤクソクシマ―――ス」

「な、なんですって？！」

「フフフ、イイ、オハナシデショ？」


カカシは複雑な顔をした。
取引はいけない。そうは思っても、ピエールの誘惑は強烈で……
ふらふらと腕が、手が、チョコへと伸びる。
何度も躊躇い、押しとどめてみる努力はするのだが、やはり伸びていく。
それもそのはず。この一粒だけで、争いすら起きると言われた、食べるダイヤモンドとまで評されたチョコだ。
ピエールの作品とは知らなかったが、なかなか世間に出まわらずこの、相当高価な値がつくことは知っていた。
強い媚薬の特性を持ちながら、一切の副作用がなく、里の医薬開発部でもかなりの評価を得ていた代物だ。
カカシの指が、銀色のチョコに触れた。

「オオッ！コレデアナタ…イチュウノヒトトノ、サイコウノイチヤ、ヤクソクサレモドーゼンネ♪」

「こ、これが…」

「ソーンナニ。ワルイコトジャナイデース。タイヘンナオシゴト、イタワルアマイチョコヒトツ、サシイレタダケネー」

「そ……そうですよね…」

「ソウソウ。ミナサンモ、オミセデイクツカ、チョコタベテタネ～。オンナジコトデース」

そう言って、強引にカカシを納得させる。
カカシが背を押されるように自身の荷物へと、そっとチョコを忍ばせるのを確認すると、ピエールはに～～んまり、凶悪な笑顔を見せたのだった。



















<span style="font-size:x-small;">最近はやりの「男の娘」ですが…
何で知ったかと申しますと、いが/らしゆ/みこのご子息が有名になられてそこから…。
井上さんのご子息でもあるんですよね。
え？！ちがったっけか？！</span>

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		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2011-03-03T00:18:37+09:00</dc:date>
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	<item rdf:about="https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry46.html">
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		<title>3</title>

		<description>オリキャラさんのピエールばかりが目立っ…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ オリキャラさんのピエールばかりが目立ってしまって…本当に申し訳ない……。














「コマリマシタ………。ソーテーガイデス……。ワタシガヨウイシタコ…オンナノコフタリデス。サクラサンイレテ、サンニン……タリマセーン……」

ピエールは一人頭を抱える様にして椅子に座り込んだ。
ピエールが手配していたかわいらしい女の子二人も心配そうに店の主人、ピエールの様子を見つめている。
何やら一人でブツブツ言いながら考え込むピエールに、カカシとサクラが堪らず提案する。
このままでは、準備にさし触る。そろそろピエールに支持を貰う必要があった。

「ピエールさん、私が御試食係しますから……それでいいですよね？」

「そうです。サクラが御試食係兼カウンター業務も手伝う形でどうですか？」

ピエールがその声に頭を上げる。その目は血走っていて、サクラはヒッ！と声を上げそうになるほどだった。

「ワタシガギリギリデ、ハイチクンダカラダメナンデース…。タダデサエ、ナレタオミセノコ、ホカノミセニ、イカセテシマッタネ……。オンナノコフタリハ、ハイリタテノバイトノコデース……、マダマダタヨリナイネ……。サクラサンノフォローデモ……シンパイネ…。ダカラ、ワタシ……オクカラフォロースルツモリデシタ…。オンナノコ、カウンターカラケズルコトデキマセーン……。ケズルナラ……ソトノフタリ。アソコナラナントカナリマース………。デモ………オトコフタリ…ネ……」

ピエールは地面の下から響くような重い声でそう言って、恨めしそうに金髪と黒髪を交互に見遣った。

「カオハ…イケテル……スタイル…イーネ……オンナノコダッタラサイコーネ……デモ、オトコノコ…オトコノコ……オトコノコーーーーッ！」

再びピエールのテンションが上がる。
すごい勢いで椅子から立ち上がると、カカシやサクラを押しのけてチョコを眺めるナルトの肩をがしりと掴んだ。

「うおっ！何だってば？！ピエールさん」

「キミ…キミ…ゴシショクガカリネ！！！」

「は？」

これを着て御試食係よろしく～と、ピエールはフリフリレースのついたメイド服系制服をナルトに手渡す。

「「あの、ちょっとピエールさん？！」」

カカシとサクラが声を合わせて訪ねるが、ピエールのテンションは再び止まらなくなっていた。

「ハーイ！ミナサン。モンダイカイケツシマシタ。キガエテクダサーイ！！セイフクコレネ～！ハイッ、ヤマトサン、アナタワタシト、カウンターオクデホウソウヨロシク。タイチョーノカカシサーン、アナタ、マスクデカオカクシテルケド、イケメンマチガイナシネ！！ワタシノカンハアタリマスッ！テンナイセイリデ、ソトニモナカニモ、エガオフリマイテクダサーイ！クロカミノ…キミッ！ミセノソトネッ！！アナタイケメン。ゼッタイオンナノコヨッテクル。ソノハリツイタエガオタヤサナイデネ」

誰も口を挟めぬほどの早口でまくし立てると、次々に制服を押し付け手渡していく。
ヤマトはピエールと同じく白衣の料理人衣装に身を包み、サクラ達、商品ウィンドウ前の女子組は黒と白のコンストラスとが美しいメイド服姿となった。
カカシは白いシャツに黒ベスト、黒のエプロンといったギャルソンスタイル。口布は流石に出来ないのでマスクで何とか口元を隠した。しかし額当てのない顔からは、普段見ることのないオッドアイが晒されて、それだけでも十二分にカカシの色香が引き出される。チョコが無くても女子群が寄ってきそうな男ぶりに、ピエールは満足そうに笑みを浮かべた。サイも同じくギャルソン服なのだが、こちらもまた涼やかに着こなし大変美しかった。しかし、笑顔が上手くなったとはいえ、何を考えているかよく分らない胡散臭さが残るのか、こちらは女子の群がりをある範囲で抑える効果がありそうだ。店外では、一気に押し寄せる客達を食い止める大事な作業がある。混んできた場合の入店制限を一人で管理しなければならず、ナルトが欠けた状態ではかなり大変な業務となった。

……で、ナルトにはサクラ達と同じようにフリルのついた衣装がピエールから手渡されたわけだが、誰もが思った通りナルトは不機嫌真っただ中。制服に腕を通そうとはしないナルトを、ピエールが必死に説得していた。

「なんで俺がこんな女物の服着るってば！先生やサイ達と同じのでいーだろ？！」

「ダメデース！ゴシショクガカリハオンナノコ。コレ、ユズレマセーン」

「いや、だから。俺、男だってばよ？あ、そっか、俺に女子に変化しろって？！ま、一日中はちっとキツイけど、それなら頑張ってみるってばよ～」

ようやくナルトが納得し、両手で印を組もうとした時。
ピエールが再び声を荒げ、ナルトの動きを制止する。

「ノー！ダメデース！！ソノママデイインデース！！」

その台詞に、各々衣装を着替えていた皆が一斉に声の方向へと振り返る。

「「「は？？？」」」















 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2011-02-25T13:07:31+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
	</item>
	<item rdf:about="https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry45.html">
		<link>https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry45.html</link>
		
				
		<title>2</title>

		<description>続き追加しました。









…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 続き追加しました。

















「ああ～～、良かった～～！任務の変更無くって！」


「本当だってばよ～、今年は和国でのバレンタイン任務なんてビックリだってば！！」


サクラとナルトが嬉しそうに話す中、カカシが視線だけで無駄口はよしなさいよ、とプレッシャーをかける。
しかしナルトはどこ吹く風。
上機嫌で尚も続けた。


「でもさぁ、和国って確か和菓子が盛んな国だろ？そんなとこでバレンタインのチョコとか人気あんの？しかもこんな人数で出向くほどの任務ってさ…」


ナルトの疑問に、サクラまで…それもそうねぇ…と不思議そうな顔になる。
まだまだ二人の会話が続きそうなので、堪らずヤマトが説明を始めた。


「和国は確かに和菓子が特産で、和国には沢山の有名和菓子があるんだが…チョコレートの店舗っていうのが全くなくってね。それでも和国の人達はバレンタインの行事を大切にしていて、この時期チョコレート菓子はとっても人気があるんだよ。で、バレンタインの時だけ大きなドームの中に各国の有名店が競い合うようにブースを出して大量に売りさばくんだ。だから忍もよく駆り出されるんだけど、今回は昨年出向いた木の葉の忍がよく働いてくれたとかで、依頼主がたいそう気に入ってくれてね。今年も木の葉にお声がかかったんだ。ね、そうですよね？カカシ先輩！？」


ヤマトが丁寧に説明する中、皆の眼の前に大きなドームのイベント会場が出現する。
ドームを前にして、カカシがやっと口を開いた。


「ま、そーゆーこと。ヤマトが説明してくれたから、もう俺から言う必要ないデショ？さて、これからが大変だ。今回は人気パティシエ…ピエール・マロマロさんの店舗だからね、皆…心してかかること。そしてこのドームが現場だよ」


「キャーッ！あのピエール・マロマロさんのお店で任務なんて…夢みた～～～い！私、嬉しくって昨日の夜一睡もできなかったの～～！」


「サ…サクラちゃん、すっごいテンションだってば……」


「すごいですね、ああも興奮すると…ブスに拍車がかかりますね」


冷静なサイの呟きをサクラが聞き逃すはずもなく、見事な鉄拳がサイの腹を直撃したのだった。












◆





















「ホントに…心してかかることって言ったばかりなのに、お前達は…」

カカシに説教を食らう中、サイは殴られた腹を未だに痛そうに擦り、そんなサイをナルトが労わりの眼差しで見つめていた。
サイの腹に見事な青痣を作ってしまったサクラは項垂れて、先ほどのテンションはいったいどこへ…。すっかり落ち込み気味。
ドームに入るとそこはもうガヤガヤと賑わいを見せ、関係者達が我先にと準備に励んでいるところだった。

「まぁまぁ先輩。小言はその辺にして、もういいんじゃないですか？もう、ピエールさんの店舗ですよ。店前の通路で待っててよかったんですかね？」

大きなドームの中に、幾つもの店舗が軒を連ねていた。
宛らお菓子専門の商店街が幾筋も並んだかのような状態で、その中でもピエールの店舗は一等地であろうベストな場所に出店していた。
有名どころのチョコ菓子店が居並ぶその一角は、通路も幅があり、大量の人の往来を予測した形になっている。
ブースは小さいながらも店舗そのものの造りで、雰囲気のある屋根まで設えてあり、入口はガラスの自動ドア。期間限定の店舗とは思えない凝った作りに、菓子店達の力の入れようが見てとれた。勿論簡易の作りで急場を凌ぐような店舗だって幾つもある。ピエールの店が如何に高級で有名なのかは、そのブースの様相からも十分に想像がつくものだった。
透明な扉の向こう、大きな仕草で手招きする人がいる。
おそらく依頼者であろうと、皆は気を引き締めて店内へと足を進めた。


「オーッ！コノハノシノビサンデッスネー！！ワタシ、イライヌシノ、ピエール・マロマロデッス！ヨッロシクオッネガイシマ――スッ！」


そこにはものすごくハイテンションで、およそ菓子職人とは思えない派手な男がいた。
身長は高く、カカシと同じくらいの身長。しかしヒョロリと細長い。
髪は金髪というより、原色系の黄色。髪の毛はパーマでもかかっているのかクリンクリンと巻いている。
目はグリグリのどんぐり眼。キラキラと表現するよりは、ギラギラ光ったするどい眼光。
鼻は不自然なほど高く、痩せているので、どこも骨ばって見えるほど。
色は白いのだが、ナルトの色白よりも室内に篭りっきりのような不健康な白さであった。
しかし、とにかく手振りが大きく、声がデカい。
五人が五人とも、そのキャラクターの濃さに息を飲んでいた。

（これが当代売れっ子のパティシエとは……）

サクラとナルトは軽く目を合わせ、おそらく同じようなことをどちらも考えていた。

「はい、こちらこそよろしくお願いします。私がこの班をまとめますカカシと申します。補佐がこちらのヤマトです。紅一点のサクラに、こちらの金髪がナルト、黒髪がサイです」

「「「よろしくお願いします（ってばよ）」」」

「ハーイ！コチラコソデース。ミナサンビジンサンバカリデ、ワタシラッキーデース。チョコハモチロンダイジデスガ………スタッフノカオモ、トーッテモジュウヨウネ！！！」

挨拶もそこそこに、ピエールは激しいテンションで喋り始める。

「カカシサーン、サッソクデスガ、ソウダンアリマース。ジツハ、スグナナメムカイニ……ワタシﾉエイエンﾉライバル、『ムッシュ・ゴダバ』ノオミセアリマス。ワタシ……アソコニハゼッタイマケタクナイネ～。キョネンハ、コノハノシノビサンタチノオカゲデ、ハジメテウリアゲヌキマシタ！コトシハモット、サ、ヒラケタイネ～～」

「はぁ、なるほど」

確かに、はすかい向かいの位置にいかにもお洒落なブースがある。
どうやらそこがムッシュ・ゴダバの店のようだ。
人気店だけに、サクラも大きく頷いている。
女性には、ピエールと同様、憧れのお店らしい。

「ピエールさん、それで今年もうちに依頼したんだってば？」

「ソウデース！コノハノシノビサン、ヨクキガツクシ、ヨクハタライテクレマス。スバラシイッ！」

「…で、相談とは？」

「ハイ。コレカラサイシュウウチアワセノマエニ………アイテノデカタ、シットキタイネ」

ピエールは初めて小声で声をひそめた。
ヒソヒソとカカシに耳打ちすると、カカシは了解しましたとばかりに頷き、今度はサイに声をかける。

「サイ、忍法鳥獣戯画であの店の様子探ってくれる？」

「はい」

速やかな返事のあと、取り出される墨と筆、いつもの巻物にさらさらと何やら筆を走らせれば、一匹の黒いネズミが紙面から飛び出す。

「オー！ノー！ネズミッ！！」

「ああ、大丈夫だってピエールさん、あれホンモノのネズミじゃないってばよ」

流石は料理人。ネズミに対し血相を変え拒否反応を示すピエールに、ナルトがすかさずフォローを入れる。
ネズミは素早く店外に走り出すと、あっという間にゴダバの店内に入り込み、またすぐにサイの元へと戻ってくる。
サイの肩先まで走りあがり、ピゲを揺らして何かを耳打ちすると、サイは指を一度打ち鳴らす。それを合図に黒いネズミは、黒い煙となって瞬時にかき消えた。
サイは再び筆をとり、今度は図式をサラリと書くと、文字を書き足し説明を加える。
書き終えた紙を一度カカシに見せた後、カカシはピエールにその紙を手渡した。
ピエールは真剣な顔でそれに見入る。
そして突如、一帯に響き渡るような声で雄たけびを上げた。

「ノ―――ッ！」

「いったいどうしました？ピエールさん？？」

サクラが心配そうに尋ねると、ピエールのただでさえ白い顔が蒼白になる。

「これは……カカシ先輩？」

「ん…、向こうさんのスタッフ、人員の位置配置なんだけどね～。どうやら何かあったらしいね」

「イケマセン………ヤラレマシタ……」

「何がやられたってば？」

「スタッフがこっちより多いんです」

サイが仕入れた情報を、皆にわかりやすく説明する。
どうやら、ピエールは事前の調査で、ゴダバのスタッフと同等に人員を用意したらしいのだが、直前になりゴダバ側が変更を加えてきたらしいのだ。

「女の子の御試食係を一人増やしています」

ピエールは落ち込みながらも、事前の計画を、サイの話に追加するように説明し始めた。
当初、ゴダバと同じ陣形でスタッフを組んでいたのだが、その通りでいけば……。
まず、店外のお客様誘導係に二人。店内でのお客様整理係に一人。カウンターに女子の売り子三人。カウンター奥、包装・梱包・箱詰め係に二人。というものだった。




















<span style="font-size:x-small;">すいません…。ピエールさんのキャラを意識するあまり…
非常に読みにくい、オールカタカナ言葉になってしまいました…。
片言っぽくしたかったのですが、やりすぎ感が否めません。ごめんなさい読みづらくって…

【2】ちょっぴりでしたが、やっとこ続き部分を…（＾＾；
最近肩こりが酷くて、パソコンに向かいにくいのです。
すぐ頭痛するもんで；；；</span>















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		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2011-02-14T01:06:47+09:00</dc:date>
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		<title>「愛のチョッコレイトゥ♪」1</title>

		<description>７班ドタバタっぽいですが、根底カカナル…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ ７班ドタバタっぽいですが、根底カカナルですのでこちらに。更新少しずつコマメにupを目指したいです。たぶん、バレンタイン以後も続くかな？！14日までに時間が取れないと思うので；













【愛のチョッコレイトゥ♪】……<span style="font-size:x-small;">ピエール・マロマロ愛のチョコチョコ</span>



















「この季節がやってきたってばよ～」


ナルトは目を細め、腕を後頭部で交差しながら反り返り、満面の笑みを浮かべていた。


「ん～そうだね～」


カカシはというと、気のない素振りで自身の愛読書に視線を落としている。
別段ナルトの様子を伺うということもなく、適当に相槌を打つ…そんな感じだった。


「カカシ先生っ！今年も任務入ってますよね！！」


そこですかさずサクラが食いついてくる。
話題はそう………この時期、風物詩とも表現出来るであろう……


「サクラ、バレンタインの任務を言っているのかい？」


先ほど受け取ってきたばかりである書類に目を通していたヤマトが、ふと顔を上げてサクラに問いかける。


「「そうそうっ、ソレッ！！！」」


サクラとナルトの声が勢い良く重なる。
ただサイだけが不思議そうに二人のテンションを眺めていた。


バレンタイン任務、これは木の葉の忍達にとって平和かつ割りのいい、一年に一度やってくる…まさしくチョコの如く美味しい任務なのである。
拘束時間こそは長いものの、深夜にまで及ぶ事態はまれで、朝から夜と規則正しい時間振り。しかもそこそこの日数が費やされるので、懐に入る報酬も悪くない。売上により金一封も依頼者より直接手渡されることもあり、頑張り甲斐もある。
危険な内容では無いというのに、三拍子も四拍子も揃った任務。里の下人達は誰もがこの任務に憧れ我先にと手を上げた。
特に女子は目の色を変え、この任務に飛びつくのだ。
依頼主の多くは、引く手数多の有名パティシエにショコラティエ。
普段口にすることのないような高級チョコも任務の旨味故、何と味見と称して幾つも味わうことが出来る見逃せない特典付きだ。
しかも、最後にはお礼に素敵なチョコの詰め合わせまで頂けたり。と、年頃の女子や甘党にはたまらない内容であった。
例にもれず、サクラとナルトはこの任務を心待ちにしていた。


「はぁ～～。去年は木の葉の有名菓子店で、忙しいけどすっごく楽しくて～♪チョコ菓子のレシピまで教えて貰ったし～」


サクラの目は既に明後日の方向を見つめていて、心ここにあらずといった様子。
そんなサクラの様子に、呆れた様に溜息を一つついたカカシが、漸く愛読書を腰のポーチへと仕舞いこむ。


「まぁね、嬉しいのは分かるけどさ、任務なんだから……そんな浮ついた表情しな～いの」

「まぁ、まぁ、カカシ先輩。そうは言いますけど、確かにあの内容ではお祭みたいな気分になりますよ。僕も暗部が長くて、こういう任務には派遣されませんでしたから、とても楽しみですよ？」

「そうだってばよ～！早く今年のバレンタイン計画教えてくれってばせんせーっ！」


小言を口にしようとしたカカシに、ヤマトが助け舟を出し、ナルトまでが口を挟んでくる。
もう、仕方ないな～という顔をしたカカシが、愛読書を収納したポーチから今度は折畳まれた用紙を渋々取り出した。


「あれ？もう任務内容出ているんですか？」


傍観者であったサイが、カカシの持っている紙を覗きこみ質問する。


「まだ、確定ではないんだけどね～、本決まりになってから連絡するつもりだったが………、ま、これで動きもないと思うし……う～～ん…言っちゃいますか。今の時点では、あくまで、あくまで、予定だから、ね！」


念押ししたカカシに、サクラとナルトがブンブンと首を縦に振り、カカシの紙へと一気に腕を伸ばした。



















<span style="font-size:x-small;">短くても、チョコチョコット更新していきたいものです…。</span> ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2011-02-11T23:12:38+09:00</dc:date>
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	<item rdf:about="https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry43.html">
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		<title>「愛している…そんな言葉を…」</title>

		<description>なんか……思いつきだけで、よくわかんない…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">なんか……思いつきだけで、よくわかんない話になってしもうた…（－－；
ちょい黒っぽいカカっせんせーが、や～～っぱりナルト大好きだというそれだけのお話でありますんで、どうぞご容赦くださいまし。

付き合って以後の、二部なカカナルさん。カカシ視点で。</span>
























愛しているなんてね……。

そんな言葉……簡単に言えるわけがないんだよ。

愛してるなんて………

ナルト、お前相手に。

そんなに簡単に。

言えるわけがないんだよ。

本当に―――









本当に愛しているからね。















【愛している…そんな言葉を…】



















「先生…俺達付き合ってるってば？」

「ん～、そうだねぇ～」


ソファの上に座るナルトを抱き寄せた。
共に腰掛け、身体の側面を添わせるように座っている。
今は人気ドラマを、ナルトが釘付けになって見ているのだが…
ＴＶＣＭの合間、ナルトが唐突にそんなことを聞く。
おかしな質問だ。
そうでなければ、休日のこんな夜。
俺の部屋で、二人ゆっくりと過ごすこともないはずだ。


「だから今夜、お前はこうして俺の部屋に来てるんデショ？」

「でもさぁ、付き合う前も先生の部屋来てたってばよ？」

「ん～～、だけどさ。付き合う前は、食事を用意する合間にキスしたり、お泊りの夜にナルトを抱いたりはしなかったよ」

「うっ……///」


当り前のことなのに、いざ口にすると突然恥ずかしさで頬を染めるナルトの初々しさに、こちらまでドキドキする。


「付き合い初めてすぐの時にはまだ大人の秘め事教えてなかったけどねぇ…。今は分かり易いくらい恋人の行為してるじゃない？」

「う……ぅう……確かに最初は、付き合ってすぐはそんなのなかったってば……」

「ね、付き合ってるからってわけじゃないけど……。まぁ、大人にとって付き合うっていう簡単なボーダーラインの一つではあるよね」

「キスしたり……Ｈしたり？！」

「好きなんだし…ねぇ。したくなっちゃうデショ？ま、段階は踏むけどね……で、何でそんなこと急に質問してくるのか、そっちの方を俺は聞きたいね」


質問を質問返しというのだろうか…
付き合ってる？当り前のことを確認するかのように聞いてくるのだから、こちらも、何で今更そんな事を聞く気になったものか、知る必要があるといものだ。
ナルトの蒼い蒼い濡れた様な瞳を覗きこめば、丁度ＣＭからドラマの本編に切り替わる。
いいシーンだ。
見逃せない。主人公達が愛を交わすシーン。
見せ場というやつだ。


【愛してるよ…君を、何よりも誰よりも愛しているんだ…】


男性俳優の、張りのあるバリトンが切なげな台詞を語っている。


【私もよ……貴方を心から愛しているわ…】


切羽詰まったような女優の声が、更なる愛を囁いている。


耳に飛び込んでくるドラマのセリフ達。
なんとなくではあるが、ナルトの最初の問いを理解し始める。
そういえば、最近ナルトはサクラ達の影響で、この手のドラマをよく見ていたっけ。


「先生…………愛してるって………言ってるってば…よ」


ああ、やっぱりね。
そんなことだろうとは思ったけどね。
ナルトはテレビ画面に向き合って、四角い箱に映り込む男女をそっと指差した。
そしてそれ以上、何も言わなくなってしまった。
俺は一つだけ大きな溜息をついた。


「ナルトが言いたいことは、分かったよ…ま、だいたいだけどね。陳腐なＴＶ番組に感化されちゃったかな？」

「え…カンカ…？何だってば？」


ナルトをＴＶが見えないくらいにギュウと抱きしめて、急なことに硬く強張る背を軽く撫でる。


「付き合ってる恋人達が…必ず口にする台詞………デショ？」

「ぁ……」

「そういうことだよね？………【愛してる】……これ、俺がナルトに言わないからデショ？」

「………………」


沈黙だ。
それが答えだ。


「この台詞言って欲しかったの？」


「愛してるって……この言葉、待ってた？」


「ひょっとして……不安だったの？」


続けざまの問いに、ナルトは俺の胸に顔を埋めたまま、ほんの小さくではあったが頷いた。
そしてすぐに、首を横に大きく振った。
確かにね……好きだとか……大好きだよ。とは、何度口にしたか数えようもないくらいだが……
俺は一度も、愛しているとは言っていないからね。
言って欲しいなんて……ナルトからは言えるわけもないしねぇ。
ドラマの存在にかこつけて、思わず本音が出たらしいけど…。
まるで、強要だ。



―――愛してるって言ってくれって？！



俺は言わないよ、そんな台詞。
そんな言葉使う必要がないほど、ナルトを愛しているからね。





だから―――ね。



「ナァルト、こっち向いて……」



俺の胸に、恥ずかしそうに顔を埋めるナルトの頬を両手で掬うように掴みあげ。



深く熱い口付けを施した。



聞こえるはずもない言葉、愛しているよと、深く深くで囁きながら…。







二人の吐息が、想いの丈で熱を帯びていく中―――――――







ブラウン管からは、温度の無い【愛している】が、何度も何度もこだましていた。






























<span style="font-size:x-small;">
by 千之介

もうすぐデジタル放送切り替えですが、木の葉は敢えてのブラウン管！

言葉で想いを【愛している】と表現した途端、ナルトへの愛が軽くなってしまうのではないかという強迫観念のようなものに捕われているカカシ先生………かな？！


どうもスイマセン；；；ちょっと痛いけど、ピュアーなカカシ先生を目指したつもりでいたのですがぁ………（遠い目）</span>



 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2011-02-08T23:16:05+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
	</item>
	<item rdf:about="https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry42.html">
		<link>https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry42.html</link>
		
				
		<title>●</title>

		<description>



【cold cold】








…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 



【cold cold】











寒くて寒くて堪らない…

冬の訪れは、心も体もここまで凍てつかせるというのか…

この何もない部屋…。

必要最低限のモノしかない部屋には、まるで温度が存在しないかのようだ。

こんな夜は、ただ…ただ…

あの暖かなオレンジに包まれたくなるんだ。

ナルトに逢いたい。

ナルトの温度に包まれたい。

子供特有のあの高い温度が、身体の芯まで届くよう…

あの小さな身体を抱きしめることが出来れば、どんな暖にも及びはしないだろうに…。

今は何をしているだろう…今日も元気いっぱいであったあの子。

寒い…寒いよ…。

ナルト…

こんな寒い夜は…

暖かなオマエの傍で一晩中眠りたい。







いつか……あの部屋に……忍んで行っても、いいだろうか………。






―――もう、それほど、待てない気がするんだ。










<img src="https://wox.cc/user/amberstation/o/20110206-000050.jpg" alt="冷え冷えカカシさん" class="pict" />























<span style="font-size:x-small;">【一部カカシ→ナルトな感じです】
あいも変わらず、ペンタブ無い為マウス描きカカシです…。
寒くなってきたので、寒い寒い小ネタ……
暗くてスイマセン；；；
皆さまは暖かくして、風邪など召されず、元気にお過ごしくださいね☆
拍手においていたカカシssです。ペンタブ絵はいつかリベンジしたい！</span>
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		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2011-02-05T23:58:05+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
	</item>
	<item rdf:about="https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry41.html">
		<link>https://amberstation.web.wox.cc/novel/entry41.html</link>
		
				
		<title>●</title>

		<description>カカシ先生が好き好きーだけれど、先生に…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-size:x-small;">カカシ先生が好き好きーだけれど、先生に素直になれない、一部ナルトです。</span>














カカシ先生のことが…好き。好き。すっげ―好き。


だけど、その「好き」をどう伝えたらいいのか、全然わかんねーんだってば……。







こんなに好きなのに…。













【好きって言いたい】





















「ナァルト♪」


カカシ先生はいつもの調子だってば。
いつもいつも同じ。
俺がベッドで巻物開いて見ていると、そっと傍に寄ってきて、俺の読んでる巻物の邪魔にならないように、スルリと横のいい位置につく。
自然に。
静かに。
そして、集中しているふりの、俺の耳元で機嫌良く名前を呼ぶんだ。


「カカシせんせ、うっせーってば」


なのに俺は……そんなカカシ先生を、まるで鬱陶しい蠅を追い払うみたいにして、手でパタパタするんだってば…。
今日び、女の子だって、うざい男追い払うのに、そんなことしねーよなぁって思う。
でも、俺はいつもそうして、カカシ先生に素っ気なくしちまうんだ。
かまって貰うの嬉しいくせに。
こうして家に来て貰って、何だかんだと世話やかれるのが、何より楽しみだったりするくせに。


「さっきからずっと巻物見てるデショ？喉乾かない？コーヒーかお茶入れるけど」

「……う」


巻物から目を離し、カカシ先生の顔を見てしまった。
ドンピシャ。
…喉渇いてました。
すっげ嬉しいのに、見透かされてるみたいで、やっぱ素直になれない。


「べ…べつに……いいってばよ」

「だぁめっ！水分補給は必須。オマエ、集中し始めると飲食忘れるみたいに取り組み出すからね…。で、あとからバカスカ摂取するデショ？！…ああいうのは頂けないね。定期的に水でいいから水分を入れなくちゃ。ね！」

「先生……野菜だとか、水だとか……細かいこと言いすぎだってばよ…」


憮然とした表情になって小さな文句を言う。
そうすると先生の大きな拳が降ってくる。
これもいつも一緒。
コツンと軽く拳骨を食らうんだ。
大きく派手な声を出しはするが、言うほどは痛くない。


「イッてー…」

「こぉら……大事なことでしょーが。忍にとって身体作りは最も基本的なことだよ。アカデミーでも散々注意されてきたはずだ。イルカ先生はそんなにお前のこと甘やかしてたのか？」


そしていつもなら、ここから怒涛のお小言開始。
でも今日は短い方だったってば。


「イルカ先生のことだから、何かと食を気遣って下さってただろ？以前も言ってたじゃない。よく、イルカ先生宅で鍋したとか。夕食御馳走になったとか……。今は俺がその変わりをやってるつもりなんだけどねぇ～」

「先生、しょっちゅう来るじゃん。イルカ先生はたま～にだったってば」

「お前がそんなだから、心配になっちゃうの！んっとに、さぁ、今日買ってきた新茶淹れたげるから、一緒に飲むよ」

「巻物…まだ途中だってば…よ」

「いいの。俺は今、ナルトとお茶が飲みたいんだから」


拗ねたように俺が言った後、カカシ先生は俺の頭をクシャリとかき混ぜ、優しく撫でる。
でもね、本当はすごく嬉しい。
俺とお茶が飲みたいって、いつもあれやこれやと買って来てくれるってば。
先日は任務先で、美味しいって評判の珈琲だったし。
異国から帰って来た時なんか、とても変わった香りのフレーバーティーっていうの、幾つもの種類買って来てくれて…
本当にフルーツみたいなのや、花の香りそのものみたいなのもあったよなぁ。
いつもいつもすっげ、嬉しいの。
何より嬉しいのは、そのお茶……必ず俺と一緒に飲んでくれること。
今日は茶葉の産地に立ち寄ったからと、新茶を買って来てくれた。
素直に、『一緒に飲もうな、先生！』って言えればいいのに……。
今日もやっぱり言えなくて…
忙しいのに、何で来るってば？とか…
窓から入ってくんなよ…とか。
可愛げのないことばっか、言っちまった。
任務以外で、先生と同じテーブルについて…
湯気を立てる湯呑やカップを眺めていると、本当に落ち着くし、大好きな時間だと思えるのに…。



何で言えないんだろ…。



先生に、『俺この時間が大好き』って。



先生が『大好き』って…。



あまりにも、この『好き』が今までの好きと違い過ぎて…



…言えなくなってしまった。



イルカ先生にも、サクラちゃんにも…三代目のじーちゃんにも…



ちゃんと言えんのに…。



先生好き。



めちゃくちゃ好き。



すっげー好き。大好き。




「はい、ナルト。お茶入ったよ」

「…あ、ありがとうってば」

「ん～～、いい香り」

「…ん。」




先生がゆっくりと口布を下ろして、普段見ることのない先生の素顔が全部晒される。
……いつも、ドキッとする。
でも、これも大好きな瞬間。
俺だけ、先生の顔を見ることが出来るんだ。
外でなら、先生はあっという間に食べたり飲んだりしてしまうので、ゆっくりその顔を拝むことなんて出来やしない。
…なのにこの部屋では、先生はゆっくりとお茶を飲む。ご飯を食べる。
俺はそんな先生の顔を、いくらでも見飽きるほど見ることができる。
先生はどう思っているか知らない。
でも俺は……先生が…先生のことが大好き。
お茶を飲んでる間、先生のことをじっと見る。
見つめるだけでこの気持ちが全部、全部全部。全て伝わればいいのにと思って…。




先生。好き。大好き。


任務の時のかっこいい先生も。


俺と一緒にお茶を飲んでくれる先生も。


厳しい先生も。


優しい先生も。


真面目な先生も。


ふざけている先生も。


大好き。大好き。大好きって言いたい。


伝われ。伝われ。俺の『好き』。


カカシ先生のとこまで飛んで行け。






そんな風に思いながら、俺は熱いお茶をすすった。
先生は徐に、湯呑をテーブルに置いて…俺の方を見、フフフと笑った。
声を発していないのに、先生が何かを喋った気がした。
確かに唇が動いて、言葉の何かをかたどっていた。





【ナァルト。俺も大好きだよ。】





あれ？俺の見間違いだろうか…。



先生の唇が、そう動いた気がしたのは………。



俺ってば、先生のこと思い過ぎだってば。



先生にまで、同じ『好き』を求めるなんて……。



先生の淹れてくれた緑茶が……



いつもなら、ほんのり苦いはずなのに。



今日は……嘘みたいに甘く感じた。























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