7班ドタバタっぽいですが、根底カカナルですのでこちらに。更新少しずつコマメにupを目指したいです。たぶん、バレンタイン以後も続くかな?!14日までに時間が取れないと思うので;













【愛のチョッコレイトゥ♪】……ピエール・マロマロ愛のチョコチョコ



















「この季節がやってきたってばよ~」


ナルトは目を細め、腕を後頭部で交差しながら反り返り、満面の笑みを浮かべていた。


「ん~そうだね~」


カカシはというと、気のない素振りで自身の愛読書に視線を落としている。
別段ナルトの様子を伺うということもなく、適当に相槌を打つ…そんな感じだった。


「カカシ先生っ!今年も任務入ってますよね!!」


そこですかさずサクラが食いついてくる。
話題はそう………この時期、風物詩とも表現出来るであろう……


「サクラ、バレンタインの任務を言っているのかい?」


先ほど受け取ってきたばかりである書類に目を通していたヤマトが、ふと顔を上げてサクラに問いかける。


「「そうそうっ、ソレッ!!!」」


サクラとナルトの声が勢い良く重なる。
ただサイだけが不思議そうに二人のテンションを眺めていた。


バレンタイン任務、これは木の葉の忍達にとって平和かつ割りのいい、一年に一度やってくる…まさしくチョコの如く美味しい任務なのである。
拘束時間こそは長いものの、深夜にまで及ぶ事態はまれで、朝から夜と規則正しい時間振り。しかもそこそこの日数が費やされるので、懐に入る報酬も悪くない。売上により金一封も依頼者より直接手渡されることもあり、頑張り甲斐もある。
危険な内容では無いというのに、三拍子も四拍子も揃った任務。里の下人達は誰もがこの任務に憧れ我先にと手を上げた。
特に女子は目の色を変え、この任務に飛びつくのだ。
依頼主の多くは、引く手数多の有名パティシエにショコラティエ。
普段口にすることのないような高級チョコも任務の旨味故、何と味見と称して幾つも味わうことが出来る見逃せない特典付きだ。
しかも、最後にはお礼に素敵なチョコの詰め合わせまで頂けたり。と、年頃の女子や甘党にはたまらない内容であった。
例にもれず、サクラとナルトはこの任務を心待ちにしていた。


「はぁ~~。去年は木の葉の有名菓子店で、忙しいけどすっごく楽しくて~♪チョコ菓子のレシピまで教えて貰ったし~」


サクラの目は既に明後日の方向を見つめていて、心ここにあらずといった様子。
そんなサクラの様子に、呆れた様に溜息を一つついたカカシが、漸く愛読書を腰のポーチへと仕舞いこむ。


「まぁね、嬉しいのは分かるけどさ、任務なんだから……そんな浮ついた表情しな~いの」

「まぁ、まぁ、カカシ先輩。そうは言いますけど、確かにあの内容ではお祭みたいな気分になりますよ。僕も暗部が長くて、こういう任務には派遣されませんでしたから、とても楽しみですよ?」

「そうだってばよ~!早く今年のバレンタイン計画教えてくれってばせんせーっ!」


小言を口にしようとしたカカシに、ヤマトが助け舟を出し、ナルトまでが口を挟んでくる。
もう、仕方ないな~という顔をしたカカシが、愛読書を収納したポーチから今度は折畳まれた用紙を渋々取り出した。


「あれ?もう任務内容出ているんですか?」


傍観者であったサイが、カカシの持っている紙を覗きこみ質問する。


「まだ、確定ではないんだけどね~、本決まりになってから連絡するつもりだったが………、ま、これで動きもないと思うし……う~~ん…言っちゃいますか。今の時点では、あくまで、あくまで、予定だから、ね!」


念押ししたカカシに、サクラとナルトがブンブンと首を縦に振り、カカシの紙へと一気に腕を伸ばした。



















短くても、チョコチョコット更新していきたいものです…。
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ぽちり☆

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