オリキャラさんのピエールばかりが目立ってしまって…本当に申し訳ない……。
「コマリマシタ………。ソーテーガイデス……。ワタシガヨウイシタコ…オンナノコフタリデス。サクラサンイレテ、サンニン……タリマセーン……」
ピエールは一人頭を抱える様にして椅子に座り込んだ。
ピエールが手配していたかわいらしい女の子二人も心配そうに店の主人、ピエールの様子を見つめている。
何やら一人でブツブツ言いながら考え込むピエールに、カカシとサクラが堪らず提案する。
このままでは、準備にさし触る。そろそろピエールに支持を貰う必要があった。
「ピエールさん、私が御試食係しますから……それでいいですよね?」
「そうです。サクラが御試食係兼カウンター業務も手伝う形でどうですか?」
ピエールがその声に頭を上げる。その目は血走っていて、サクラはヒッ!と声を上げそうになるほどだった。
「ワタシガギリギリデ、ハイチクンダカラダメナンデース…。タダデサエ、ナレタオミセノコ、ホカノミセニ、イカセテシマッタネ……。オンナノコフタリハ、ハイリタテノバイトノコデース……、マダマダタヨリナイネ……。サクラサンノフォローデモ……シンパイネ…。ダカラ、ワタシ……オクカラフォロースルツモリデシタ…。オンナノコ、カウンターカラケズルコトデキマセーン……。ケズルナラ……ソトノフタリ。アソコナラナントカナリマース………。デモ………オトコフタリ…ネ……」
ピエールは地面の下から響くような重い声でそう言って、恨めしそうに金髪と黒髪を交互に見遣った。
「カオハ…イケテル……スタイル…イーネ……オンナノコダッタラサイコーネ……デモ、オトコノコ…オトコノコ……オトコノコーーーーッ!」
再びピエールのテンションが上がる。
すごい勢いで椅子から立ち上がると、カカシやサクラを押しのけてチョコを眺めるナルトの肩をがしりと掴んだ。
「うおっ!何だってば?!ピエールさん」
「キミ…キミ…ゴシショクガカリネ!!!」
「は?」
これを着て御試食係よろしく~と、ピエールはフリフリレースのついたメイド服系制服をナルトに手渡す。
「「あの、ちょっとピエールさん?!」」
カカシとサクラが声を合わせて訪ねるが、ピエールのテンションは再び止まらなくなっていた。
「ハーイ!ミナサン。モンダイカイケツシマシタ。キガエテクダサーイ!!セイフクコレネ~!ハイッ、ヤマトサン、アナタワタシト、カウンターオクデホウソウヨロシク。タイチョーノカカシサーン、アナタ、マスクデカオカクシテルケド、イケメンマチガイナシネ!!ワタシノカンハアタリマスッ!テンナイセイリデ、ソトニモナカニモ、エガオフリマイテクダサーイ!クロカミノ…キミッ!ミセノソトネッ!!アナタイケメン。ゼッタイオンナノコヨッテクル。ソノハリツイタエガオタヤサナイデネ」
誰も口を挟めぬほどの早口でまくし立てると、次々に制服を押し付け手渡していく。
ヤマトはピエールと同じく白衣の料理人衣装に身を包み、サクラ達、商品ウィンドウ前の女子組は黒と白のコンストラスとが美しいメイド服姿となった。
カカシは白いシャツに黒ベスト、黒のエプロンといったギャルソンスタイル。口布は流石に出来ないのでマスクで何とか口元を隠した。しかし額当てのない顔からは、普段見ることのないオッドアイが晒されて、それだけでも十二分にカカシの色香が引き出される。チョコが無くても女子群が寄ってきそうな男ぶりに、ピエールは満足そうに笑みを浮かべた。サイも同じくギャルソン服なのだが、こちらもまた涼やかに着こなし大変美しかった。しかし、笑顔が上手くなったとはいえ、何を考えているかよく分らない胡散臭さが残るのか、こちらは女子の群がりをある範囲で抑える効果がありそうだ。店外では、一気に押し寄せる客達を食い止める大事な作業がある。混んできた場合の入店制限を一人で管理しなければならず、ナルトが欠けた状態ではかなり大変な業務となった。
……で、ナルトにはサクラ達と同じようにフリルのついた衣装がピエールから手渡されたわけだが、誰もが思った通りナルトは不機嫌真っただ中。制服に腕を通そうとはしないナルトを、ピエールが必死に説得していた。
「なんで俺がこんな女物の服着るってば!先生やサイ達と同じのでいーだろ?!」
「ダメデース!ゴシショクガカリハオンナノコ。コレ、ユズレマセーン」
「いや、だから。俺、男だってばよ?あ、そっか、俺に女子に変化しろって?!ま、一日中はちっとキツイけど、それなら頑張ってみるってばよ~」
ようやくナルトが納得し、両手で印を組もうとした時。
ピエールが再び声を荒げ、ナルトの動きを制止する。
「ノー!ダメデース!!ソノママデイインデース!!」
その台詞に、各々衣装を着替えていた皆が一斉に声の方向へと振り返る。
「「「は???」」」
「コマリマシタ………。ソーテーガイデス……。ワタシガヨウイシタコ…オンナノコフタリデス。サクラサンイレテ、サンニン……タリマセーン……」
ピエールは一人頭を抱える様にして椅子に座り込んだ。
ピエールが手配していたかわいらしい女の子二人も心配そうに店の主人、ピエールの様子を見つめている。
何やら一人でブツブツ言いながら考え込むピエールに、カカシとサクラが堪らず提案する。
このままでは、準備にさし触る。そろそろピエールに支持を貰う必要があった。
「ピエールさん、私が御試食係しますから……それでいいですよね?」
「そうです。サクラが御試食係兼カウンター業務も手伝う形でどうですか?」
ピエールがその声に頭を上げる。その目は血走っていて、サクラはヒッ!と声を上げそうになるほどだった。
「ワタシガギリギリデ、ハイチクンダカラダメナンデース…。タダデサエ、ナレタオミセノコ、ホカノミセニ、イカセテシマッタネ……。オンナノコフタリハ、ハイリタテノバイトノコデース……、マダマダタヨリナイネ……。サクラサンノフォローデモ……シンパイネ…。ダカラ、ワタシ……オクカラフォロースルツモリデシタ…。オンナノコ、カウンターカラケズルコトデキマセーン……。ケズルナラ……ソトノフタリ。アソコナラナントカナリマース………。デモ………オトコフタリ…ネ……」
ピエールは地面の下から響くような重い声でそう言って、恨めしそうに金髪と黒髪を交互に見遣った。
「カオハ…イケテル……スタイル…イーネ……オンナノコダッタラサイコーネ……デモ、オトコノコ…オトコノコ……オトコノコーーーーッ!」
再びピエールのテンションが上がる。
すごい勢いで椅子から立ち上がると、カカシやサクラを押しのけてチョコを眺めるナルトの肩をがしりと掴んだ。
「うおっ!何だってば?!ピエールさん」
「キミ…キミ…ゴシショクガカリネ!!!」
「は?」
これを着て御試食係よろしく~と、ピエールはフリフリレースのついたメイド服系制服をナルトに手渡す。
「「あの、ちょっとピエールさん?!」」
カカシとサクラが声を合わせて訪ねるが、ピエールのテンションは再び止まらなくなっていた。
「ハーイ!ミナサン。モンダイカイケツシマシタ。キガエテクダサーイ!!セイフクコレネ~!ハイッ、ヤマトサン、アナタワタシト、カウンターオクデホウソウヨロシク。タイチョーノカカシサーン、アナタ、マスクデカオカクシテルケド、イケメンマチガイナシネ!!ワタシノカンハアタリマスッ!テンナイセイリデ、ソトニモナカニモ、エガオフリマイテクダサーイ!クロカミノ…キミッ!ミセノソトネッ!!アナタイケメン。ゼッタイオンナノコヨッテクル。ソノハリツイタエガオタヤサナイデネ」
誰も口を挟めぬほどの早口でまくし立てると、次々に制服を押し付け手渡していく。
ヤマトはピエールと同じく白衣の料理人衣装に身を包み、サクラ達、商品ウィンドウ前の女子組は黒と白のコンストラスとが美しいメイド服姿となった。
カカシは白いシャツに黒ベスト、黒のエプロンといったギャルソンスタイル。口布は流石に出来ないのでマスクで何とか口元を隠した。しかし額当てのない顔からは、普段見ることのないオッドアイが晒されて、それだけでも十二分にカカシの色香が引き出される。チョコが無くても女子群が寄ってきそうな男ぶりに、ピエールは満足そうに笑みを浮かべた。サイも同じくギャルソン服なのだが、こちらもまた涼やかに着こなし大変美しかった。しかし、笑顔が上手くなったとはいえ、何を考えているかよく分らない胡散臭さが残るのか、こちらは女子の群がりをある範囲で抑える効果がありそうだ。店外では、一気に押し寄せる客達を食い止める大事な作業がある。混んできた場合の入店制限を一人で管理しなければならず、ナルトが欠けた状態ではかなり大変な業務となった。
……で、ナルトにはサクラ達と同じようにフリルのついた衣装がピエールから手渡されたわけだが、誰もが思った通りナルトは不機嫌真っただ中。制服に腕を通そうとはしないナルトを、ピエールが必死に説得していた。
「なんで俺がこんな女物の服着るってば!先生やサイ達と同じのでいーだろ?!」
「ダメデース!ゴシショクガカリハオンナノコ。コレ、ユズレマセーン」
「いや、だから。俺、男だってばよ?あ、そっか、俺に女子に変化しろって?!ま、一日中はちっとキツイけど、それなら頑張ってみるってばよ~」
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「「「は???」」」
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パスワードは難しいものではありません。カカナルに愛をお持ちの方であれば、非常に簡単です。二人の誕生日4桁を半角英字xで繋ぐ9文字です。
入力は半角英数のみ。(カカシ×ナルトってことです☆)
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